SX50 HS用 電波式リモートシャッターユニットJM-C

これまでいくつかの超望遠コンデジを試してきましたが、撮影時のネックはシャッターを押すときの手ぶれです。例えば、SX50 HSにテレコンを装着しての天体撮影では、望遠端で撮影をすると、三脚を使っても、シャッターを押すときのほんのわずかなブレでも撮影した画像には大きな影響がでます。2秒タイマーでごまかしながら撮影しましたが何か解決法はないものかと。

やはり超望遠の機種には、リモコンなり、レリーズなりが必須。しかし、最近のコンデジはコスト削減のためか、はたまた一眼レフとの差別化のためか、リモコンがついていません。というか、オプションですら対応していない。リモコン受光部すら付いていないのが現状です。

なんとか良い方法は見つからないかと考えていたところ、キヤノンの機種はレリーズ用の端子がついていることを発見(ちなみにソニーのHX200VやニコンのP510はついていません)。で、ネットを漁っていると、リモコンシャッターユニットなるものを発見したので、さっそく入手してみました。


中国のJJCというメーカーの製品で、JM-Cというリモートシャッターユニットです。同梱物は写真のとおり。受信機(写真中央)、送信機、ケーブル、電池×2個のセットです。「C」はキヤノンの「C」ですね。ニコンやオリンパスに対応した製品もあるようです。

対応機種は、EOSやパワーショットなどキヤノンのデジカメでリモートケーブル端子がついている機種であればほとんどがOKです(EOS 1Dや5Dなど上位機種は端子の形状が異なるので使えないようです)。SX50 HSはメーカーHPの対応機種には名前が入っていませんでしたが、キヤノンの「RS-60E3」互換ということでおそらく使えるでしょう。


同梱の取説は英文ですが、取り付けは簡単です。受信機をSX50 HSのフラッシュブラケットに装着してケーブルを端子に差し込むだけ。あとは送信機のボタンを押せば、ふつうのリモコンみたいにサクサクとシャッターが切れます。半押しにも対応します。SX50 HSでも問題なく使用できました。


送信機はシャッターボタンと3秒タイマー切り替えボタンがついています。電波式なので受信機の方向に向けなくてもどの方角からでも撮影できます。間に障害物が合っても問題なし。動作距離はメーカー公称値で30mです。アンテナがピッと出ますが、普段使う分には出す必要はないでしょう。

ざっくり使ってみての感想ですが、若干受信機がかさばる感はありますが、動作はいたって快調です。赤外線リモコンみたいに受光器に向ける必要もないので便利です。天体撮影などブレにシビアな被写体を撮影するときには必須ですね。オススメです。

【参考記事】
ワイヤレスタイマーコントローラーをSX50HSに装着してみたSX50 HS にLTZ10装着して観覧車を撮ってみた
SX50 HS にテレコンつけて月を撮ってみた
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SX50 HS レビュー
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