パナソニックFZ200にテレコンをつける


FZ200にテレコンバージョンレンズを装着してみましょう(FZ200のレビューはこちら)。FZ200にテレコンを装着するためには別途レンズアダプターが必要になります。パナソニックから純正のアダプターが発売されていますが、P510などでおなじみのKIWI fotosからFZ200用アダプターセットが発売されているたのでこちらを入手。P510のアダプターセットと同様、アダプターのほかに、UVフィルター、CPLフィルター、花形フード、レンズキャップ、キャップホルダーの6点セットです。

取り付けは簡単です。FZ200のボディにアダプターをねじ込むだけ。余談ですが、このアダプターの径は64mmというかなり特殊なサイズです。パナソニックのデジカメFZ10用にLTZ10というテレコンがあるのですが、このテレコンの径も64mm径を採用しています。おかげさまで他の機種に流用できないと。


カメラは元々テレコンが取り付けられるように設計されているので、サードパーティー製でもしっかりはまります。アダプターの径は55mmでオリンパスのテレコンTCON-17Xがそのまま取り付けできます。パナソニックからもDMW-LT55というテレコンが発売されていますが、中身は同じもの。価格の安いTCON-17Xを選択しておけば問題ありません。

写真のとおりずいぶんとレンズは長くなりますが、これで完成。望遠端の焦点距離が35mm換算600mmの1.65倍990mm相当になります。テレコンをつけた状態では広角側でケラレが生じるのでご注意ください。FZ200ではテレコンモードというものがあり、そちらのモードに設定しておけがケラレの出る範囲はズーミングできないようになります。

テレコンなし(600mm相当)

テレコンあり(990mm相当)

と、普通のデジカメであればこれで完了ですが、全域F2.8のFZ200にテレコンを装着するとF値がどうなるのかは気になるところ。結論から先に言えば、F値は2.8のままです。

TCON-17X装着で画角は写真のような感じになります。どちらも室内で蛍光灯下、ISO100でシャッター速度は1/60です(※テレコンありのほうは若干手ぶれしています)。ネットで調べたところ、テレコンモードではF値が4.0になるようですが、普通の状態ではF2.8のまま。

どうやら、TCON-17Xではレンズのサイズが小さいため、FZ200に装着すると周辺減光などが発生する可能性がある模様。そのため、テレコンモードでは少し絞ってF4にしているようです。いずれにせよ、一応は990mm相当F2.8で撮影できる。これ、スゴイですね。一眼レフのレンズで990mm、F2.8通しっていくらぐらいで手に入るのでしょうか。もちろん画質は全然違うので単純には比較できませんが、かなりのコスパだと思います。

とりあえず、FZ200にテレコンつければF2.8通しの撮影ができるというとこまでが本日の収穫です。


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